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【産業動向】テスラ、人型ロボットの生産と部品調達停止の報道 設計見直しで 中国メディア
2025-07-03 11:35:55
中国のニューメディア『晩点(LatePost)』は2025年7月2日付で、電気自動車(EV)大手、米テスラ(Tesla)の中国系サプライチェーンの話として、テスラが第3世代ヒューマノイドロボット(人型ロボット)「Optimus(オプティマス)」のハードウェア及びソフトウェアの大幅な設計変更に着手したとし、25年6月中旬から部品調達を一時停止して生産も止めたと報じた。設計の見直しには約2カ月かかるとしている。


LatePostによると、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は直近のX(旧ツイッター)投稿で、次世代Optimusについて、2023年に発表した第2世代モデルより性能が大きく向上し、AI(人工知能)チャットボット「Grok」による音声対話機能も追加されると表明している。

先の中国系サプライチェーンは、25年5月末時点でテスラがOptimus 1200台分の部品を調達済みで、既に約1000台を生産したと指摘。その上で、部品調達の再開は新設計が完成してからになることから、年間5000台というマスク氏の目標達成は厳しくなったと述べた。

LatePostは、Optimusが現在、テスラのバッテリー工場で簡単な搬送作業を行っているが、その効率は人間の作業員の半分以下にとどまっており、組立ライン等の複雑な工程にはまだ対応していないとした。

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